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書店員のハゲシイお仕事事情、君は屋内で熱中症で倒れた事はあるか?。

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書店員の仕事は傍目に見るよりもずーっとハゲシイ、

一人二役などは当たり前、

四役くらいこなせるようになって半人前と言われる。

私は書店員時代に、空調の効いた店内に

居ながらにして熱中症で救急搬送された事がある。

そんな書店員のハゲシイお仕事事情を少し書いてみた。

 

書店員の開店前のハゲシイ発注作業

 

まず店に出て行うのは「書籍の発注作業」、

前日の発売状況を確認し、売れた書籍の補充と

売れるであろう書籍を真っ先に発注する。

基本的に流通している書籍の部数は限られているので、

とにかく売れる!という書籍は片っ端から発注する。

死に筋(売り切れ在庫無し)状況にすると

店長に半殺しにされるので冷や汗モノだ。

ちなみに売れ筋を読み違えて不良在庫を出しても、

店長から半殺しにされる。

毎朝、端末の前で頭を抱えているのが、

最初のハゲシイお仕事。

書店員のハゲシイお仕事は早朝からすでに始まっている。

まだまだ軽いカルイ?。

 

書店員の開店前のハゲシイ梱包作業

 

開店前には発売日を迎えたオッソロシイ量の雑誌が、

カゴ車に満載されてバックヤードに置かれている。

昨今の特に女性ファッション誌の付録の豪華さ、

淑女の方々はご存知であろう。

日に数百冊は入荷するファッション誌の付録を、

一つづつ梱包して店先に並べていくのだが、

その作業を三十分程度で、なおかつ三人くらいで

梱包していく。

雑誌の見開き中央に付録を差し込み、

ビニール紐でくくる、もしくは袋詰めしていく。

文章だと数行の行程なのだが、

「三十分で数百冊!!」

三十分で完了させなければ次の仕事に間に合わない。

空調の効いた店内でも汗だくになる過酷な作業、

書店員のハゲシイお仕事はまだ序の口なのだ。

 

書店員のハゲシイ開店業務

 

発注作業に雑誌の梱包作業、ここまでは序の口。

むしろ鼻歌まじりでこなせなければ明日どころか

今日すら始まらない。

ここからひたすら走り回る開店業務の始まりである。

 

レジチェック業務

予約と定期購読の準備

担当棚の配本作業とPOS入力

 

この三つの作業をほぼ同時進行で行ってこその書店員、

レジの準備を可及的に済ませ、

担当ジャンルの予約と定期購読を準備、

なおかつ担当のジャンル棚に新刊を並べて

POS端末に入力する。

走る、とにかく走る。

右手にPOS端末、左手に予約カードと定期購読票、

新刊満載の台車を引っ張り担当ジャンル棚まで走る。

平台置きか棚差しかの判断、新刊の中から予約分を抜いて

定期購読票を差し込み取り置き棚に用意する。

レジと棚を走り回って開店業務が終わるはずだが、

POS端末の入力を間違えるのはこの段階、

並行作業が多すぎて何がナンだか支離滅裂になり、

ミスが出る。

そして、ミスのドミノ倒しが時には起こり、

書店員のハゲシイお仕事に拍車がかかる事となる。

レジでお客様が精算する時に予約や定期購読の本が、

無い!パンデミックでカタストロフな事態に発展する。

だがそれは開店後のハナシ、開店業務に待ったは無い。

書店員のハゲシイお仕事はまだ始まってもいなかったのだ。

 

書店員のハゲシイ開店と「蛍の光

 

発注業務に梱包作業、そして開店業務までやってきて、

やっと開店時間となる。

書店員はレジや入り口に立ち、お客様を出迎える。

書店の一日はここから始まったワケだが、

「お早うございます、いらっしゃいませ」と挨拶する

書店員の頭の中には「蛍の光」の曲が流れている、

すでに閉店前のような状態なのだ。

「皆様本日はまことにありがとうございました

またのお越しをお待ちしております」と、

もはや句読点すら脳裏に浮かんではいない。

書店員のハゲシイお仕事は、

「本日の営業時間は終了」と言う局面から始まる。

まだ開店して五分しか経過していない、

その事実に時々泣き出したくなる。

書店員のハゲシイお仕事は始まったばかりなのだ、

やらねばならぬ、出来ねば「士道不覚悟」のごとく

ハラキリクビキリが待っているのだ。

いや、冗談ヌキで。

 

にこやかに接客する書店員、

お客様の問い合わせに速やかに応対する書店員、

長蛇の列のレジを素早くさばく書店員、

本屋のことなら何でもどうぞと見える書店員、

まるで湖面の水鳥のようにスイスイと業務を

こなしているように見える書店員、

しかしその実体は水面下で激しく水をかいている、

必死すなわち生きる也を地で行くのが書店員の本当の姿。

開店業務二時間、その間に赤穂浪士も平伏するくらい

ハゲシクもオッソロシイ業務の数々をこなしているのだ。

ここでは開店までのハナシを書いてみたが、

脳内の「蛍の光」が現実時間のモノと合致するまで

書店員のハゲシイお仕事は絶え間なく続く。

せめて発売終了した雑誌の付録を

チョコっと持ち帰るくらい許して欲しい。

付録は最後は燃えるごみとして処分されるので、

勿体無いからいただいて帰るくらいは許されようものだろう。

それだけ過酷なのだ、書店員という職業は。