たのしす〜楽しさでつながるブログ〜

「私」が感じたこと、「あなた」に伝えます

一人旅でやらかした!旅館宿泊の予定が泣く泣く野宿…

 

3年前、ふと思い立ったので1人で3泊4日の一人旅に出ました。


旅と言っても単純に旅行ですが、なんとなくおいしい物が食べたい、和室で良い布団で眠りたい、という希望で某温泉街の名所旅館へ。
牛肉が有名なところに行ったので、朝・夕のみプランに入れて昼は観光も兼ねて周辺のお食事どころで食べようと考え、いざ出発。
頭の中は「牛肉!温泉!ふかふかお布団!」とウキウキでしたが、その時の私はうっかりしすぎていて、最も重要なものを忘れていたのです。
そう、日常生活で肌身離さず持ち歩いているはずの「スマートフォン」を…
スマホがある生活に慣れきっていたため、忘れてしまったことで訪れた人生最大の「やらかした!」経験。
便利さに慣れすぎてしまうと、不意のトラブルに対応できなくなるなぁと感じた経験でした。

スマホを忘れたことに気づいたのは宿泊先に到着してチェックインを済ませた後。
駐車場代や燃料代もろもろ考え、バスで行くことにしたのが仇となり、気軽に帰ることができない状況で気づきました。
乗り降りするバス停とホテルの名前と場所はなんとか覚えていたためたどり着きました。
もともと旅行先の下調べをほぼしない性格だったので、その時は「どうせ現地でも調べたりしないからまあいっか」と楽観的に考えてました。

初日は特にどこへ行くこともなく、夕食と温泉を堪能して就寝。事件は次の日に起こりました。
どこに行こうかと考えながら身支度をしてロビーで一服している時、宿泊所の近くに景色の良い展望所があるという話を小耳に挟んだので、そこへ行くことに。
だいたいの場所だけ女将さんに聞いて出発。スマホもないし「どうせなら」という気持ちで、「ハイキング感覚だ!」という軽い気持ちで徒歩で出発。
バスの本数が少なかったのもありますが、正直ナメてました。山登り。
道路に沿って登るだけなのに、先の見えない不安。終わりがわからない不安。本当に着くのか?という不安が次々と押し寄せてきました。
結局、お昼過ぎに旅館を出たのに到着したのは午後2時前。2時間近くかけて登頂することになりました。
スマホがあれば、バスの時刻表やルートを検索してもっと楽に、早く着いたかもしれないのに…

景色は絶景、展望所にあるお食事どころで軽食を済ませ、軽くお菓子と飲み物を購入して一服。
ここで時間を使いすぎたのが私の最大の失敗でした…

もうそろそろ夕食のため戻らなければいけなくなり、下山を開始。その時点でだいたい午後4時くらいでした。
「下りだから登りよりも早く着くだろう」と安易に考えてましたが、実は下山中の事故というのは軽く考えられないくらい多いんです。
時刻は夕方近いこともあり、早くも薄暗くなっていました。
そして後になって知ったことですが、その山、景観の問題で街灯が恐ろしく少ないんです。
少し薄暗くなっただけで普段よりぜんぜん見えなくなります。

舗装された道路に沿って歩くだけとはいえ、ぐねぐねカーブを繰り替えす道を徒歩で下るのは危険だしきつい、そう考えた私はとんでもない暴挙に出ました。
「この道まっすぐ突っきったら早いんじゃないか」と考えてしまったのです。
あまりの疲労で思考回路が鈍っていたのか、旅行先のテンションが上がったせいか、今考えると危険極まりない行動です。

もちろんその考えに沿って、まっすぐ突っきってしまいました。
しかし、山は山。そんなに甘くありません。
2?3回ほどコンクリートの道を突っ切った後、その後に見えてくるはずのコンクリートがいくら降りても見つかりません。
幸い季節は春の半ばで、肌寒いとはいえ凍死するほどの気温はなかったのですが…
どれだけ降りても、どんなに頑張っても獣道は一向に終わりません。
しばらく歩いていると、無情にも時間は過ぎ去っていき、気付けば辺りは既に真っ暗。
もともと街灯の数も少ないのに、木々に阻まれて月明かりもほとんど入ってきませんでした。

極度の疲労と恐怖心、スマホも持っていないので電話を入れることもできず、電話を借りることもできない。
不安が私の体を蝕み、とうとう歩く気力がなくなりました。
覚悟を決めて、柔らかい葉っぱや草を集めてその上で野宿することになりました。

おいしい夕食を食べて、あったかい温泉に入って、ふかふかのお布団で寝るつもりが、気付けば山で野宿…
出る前にしっかり確認をしなかった自分に嫌気がさし、泣きながら眠ることとなりました。

以上、私の旅先でやらかしてしまった経験です。
余談になりますが、実は私が寝ていたところは宿泊先の旅館のすぐ裏手だったらしく、次の日起きて少し歩いたら普通に旅館を発見することができ、無事生還しました。

ご精読、ありがとうございました。